千利休という歴史的な茶人をコンセプトに作られたEGGSHISHA 2nd オリジナルボウル”利休-Rikyu-”は、前作の”盃-Sakazuki-”同様に最高品質の土や釉薬を使い、職人の手で一つ一つ丁寧に作陶しております、ロットを増やし生産コストを抑え、個人の方にも多く手に取ってもらえる出来だと自負しております。
美濃焼という日本三大焼物の一つに魅了され、職人 安藤勝美とEGGSHISHA代表 若村が1年以上の月日を重ね今回の商品を実現いたしました。
美濃という地の最大の特徴は、歴史のみならず、作陶をするにあたって全ての職人達がその町に集結しているということです。釉薬や陶土、型屋や窯では、それぞれの職人が経験や技術を持って、新しい作陶に挑戦し続けるのです。
水タバコという海外文化を、伝統工芸と組み合わせ、海外からもう一度、日本の工芸品が注目されることを志しております。
「利休」という名前には、茶人である千利休の由来が明瞭に表れています。茶道と茶会は、安土桃山時代の戦国時代に広まり、茶道の修行と武道との結びつきが強まりました。この時代には、茶道が人々の心を捉え、茶の湯に没頭することが一般的でした。
千利休は「利休七則」として知られる教えを残し、「おもてなし」の心がその中に含まれています。その中で、特に「茶は服のよきように点て」という教えが重要です。これは、茶を点てる際に相手の気持ちや状況を考え、心を込めて茶を点てるという意味です。
この「おもてなし」の精神は、現代のシーシャを提供する店舗などにも通じる部分があるのではないでしょうか?そのような共通の価値観を考えながら、「利休」という名前を選びました。
あなたの”点前”(シーシャ)に、想いをのせて。
美濃焼によるシーシャボウル「利休」は私にとって全く新しい挑戦でした。製作にあたり様々な作り方を試行錯誤し、これまでに代々焼き物を作るなかで培われてきた作法と細かな手技を総動員することで、実現までの筋道が立ちました。
若村さんからの依頼を受け、彼のシーシャへの熱意に溢れた要望にどうにか最大限応えようと一つ一つの細部まで試行錯誤を繰り返しながら今回の形がようやく完成しました。
美濃には、歴史のある素晴らしい土が豊富にあるため、美濃焼陶芸は様々な器を通して多くの顔、表情を示すことができます。だからこそ、その職人である私が、その良い土を良い物に変えられるように形成しております。